戦略的大学連携支援事業 5大学による単位互換協定調印式が行われました

  本学は、3月9日(火)、札幌医科大学、室蘭工業大学、小樽商科大学、室蘭工業大学と、2010年度からの大学院修士課程の単位互換認定を行う協定に調印しました。  本学を含む5大学では、平成20年度に文部科学省の「戦略的大学連携支援事業」(取組名称:北海道の地域医療の新展開を目指した異分野大学院連携教育プログラムによる人材育成)の採択を受け、「北海道の地域医療の新展開を目指した異分野大学院連携教育プログラムによる人材育成」に取り組んでいます。
 このプログラムは、広大な医療圏を抱える北海道で、現在、医療人の不足と偏在により、地域医療崩壊の危機に立たされている状況を打開する方策の一つとして、北海道の地域に密着した医療系、工学系、情報系、経営系の大学院を有する国・公・私立の5大学が連携し、それぞれの大学教育の特徴を融合した新しい形の教育体制を作りあげ、医療の基礎を有する技術者、経営者、情報・工学及び経営に精通した医療者などのマルチスキルを備えた高度専門職業人を養成し、北海道の地域医療を支えることを目指しています。
 単位互換協定は、修士課程に在籍する学生を対象に、各大学院が提供する授業を単位として認定するために調印したもので、将来は共同大学院の開設を視野に入れています。
 2010年度は、前期・後期で各1〜2科目を他の4大学に開放し、本学では、「フィジカルアセスメント」(前期)、「国際保健学特論」(後期)の開講を予定しています。
 また、授業は、各大学とも、実習以外の講義は、e-ラーニングを利用して行われます。

なお、現在、募集要項の作成に向け準備中で、新年度から募集(履修登録)が開始されます。

調印後、握手を交わす5大学学長、右から二人目が本学松田一郎学長